バリ人の夫と、ハーフの女の子と男の子と4人家族。
2011年11月に家族4人でバリ島に移住。
2017年4月に夫と死別し、現在シングルマザー。
セラピスト、ヨガインストラクター。
現在はバリ島で、ダイアモンドや天然石を使用した
ジュエリーのデザイン制作をしています。


2014年7月24日木曜日

生きる中で何が大切?

2050年の地球の未来.という番組でバリ島で世界遺産に登録された
ジャティルイのライステラスがやっていた。
牛をつかったり,すべて人の手で田植えをするという、昔と変わらないやり方。
そのあとは、日本の農業について。イチゴや野菜をコンピューターですべて管理して
温度管理や水やりなど、ボタン一つで行う。という方法。
正直、違和感を感じてしまったけど、効率や経済効果を考えると今後そういう
時代になっていくのかな?と思った。

バリ島で、お米を作る村の村長さんに、「どうして機械を使わないのですか?」
と質問すると、
機械を使えば,効率も良く,経済効果はある。
しかし、それよりも文化を大切にしたい。

ん〜!何ともすばらしい答え。
いくら手間や人手がかかって、時間が何倍もかかっても昔のやり方を守りたいという
文化の国。バリ人と日本人を見ていてもその違いはとても明確。
まず、優先順位のつけ方が全く異なる。
日本人の多くは、仕事が優先。
バリ人は、お祈りなど宗教事、家族の用事が優先。という人が多いように思う。
私の両親も、一年360日くらい働いていて、学校行事があっても病気になっても
仕事優先。風邪を引いて、家にお母さんがいてくれるって、子供からしたらすごく
嬉しいことだと思う。
私も今まで働いた会社は、友人の結婚式があっても休めないような会社だった。
なので、仕事を簡単にキャンセルする.という事がどうしても理解できなかった。



バリに住んでいると、結婚式,お葬式はもちろん、ヒンズー教のカレンダーに
細かく記されている大きなお祭りなどがあると、仕事が入っていても普通に休む。
まだ結婚する前に,びっくりした事は姪っ子の学校のお迎えがあるといって、
仕事をキャンセルしたときは驚いた。
宗教が強い国なので,住んでみて、少しはそういう事を理解できるようになった
つもりだけど、やはり私は日本人なので、???な事もたくさんある。
日本は、あふれるほど物があり、消費社会で経済が回っている。
バリは、物もあまりない、効率も良くない事だらけだけど人とのつながりとか
家族のつながりはかなり濃い。
そういう所が好きでバリが大好きになったんだな〜と、思い出した。

どちらも、いいところはたくさんあって、日本もバリも大好きなので
行ったり来たりできる生活ってとっても贅沢だなと思います。

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